健康スポーツナースになるために必要な知識や技術について詳しく紹介

健康スポーツナースは医療とスポーツの両方の面から相談や指導などを行うため、通常の看護業務とは少し異なった特性があります。そのため、これから健康スポーツナースを目指すために、どのような知識や技術が求められるのかを知りたい方も多いことでしょう。

健康スポーツナースとしての働き方としては、常勤として雇用されるか、土日に臨時雇用される方法が一般的です。臨時雇用とは、サッカー大会や野球大会、マラソン大会に看護師として参加することです。

この場合、怪我や突然の体調不良に対応することになりますが、病院のようなカルテは使用しません。その場で症状を確認して、その場で適切な処置をする必要があります。場合によっては救急車を呼ばなくてはなりません。そのため、現場で臨機応変に対応できる姿勢が重要となります。病院の緊急対応の場合と同じような考え方やプロセスが必要になってくるのです。

また、本格的にスポーツ選手のサポートを行いたい場合は、より専門的な知識や技術が必要になってきます。スポーツ選手特有の身体の動かし方や怪我の特徴、脈拍や血圧などのバイタルチェックなどのスポーツ医学の知識を本格的に学ぶことがスキルアップには欠かせません。

近年はスポーツ選手のドーピングも問題視されていることから、摂取している風邪薬やサポリメントがドーピング検査に引っかからないかなどの視点からのサポートも重要になってくるでしょう。海外ではスポーツ選手のケアなどが本格的に学べる専門機関も多いため、海外留学も視野に入れておいてもよいかもしれません。